ウィスキー

【ウィスキーレビュー】ジョニーウォーカーレッドラベル

ジョニーウォーカーレッドラベルとは?

みなさんこんにちは、アミノです。

今回は世界で最も売れているウィスキー「ジョニーウォーカーレッドラベル」通称ジョニ赤をご紹介していきます。

ジョニーウォーカーレッドラベルは、ジョニーウォーカーシリーズの中でも最も安価でスタンダードなボトルです。

価格は1,000円前後で日本ならどこでも買えるような人気のボトルで、見かけたことがある人も多いはずです。

世界で最も売れているウィスキーとしても有名で、販売されている国は200カ国以上。年間で1830万ケース、秒速7本のペースで売れ続けているシリーズになっています。

驚異的な数字ですね・・・ラインナップ多く、様々な種類がリリースされており、縦飲みするのも一苦労です。

アミノ

せっかくなのでいくつかおすすめの
ラインナップをご紹介します!!!

ジョニーウォーカーブラックラベル12年

通称「ジョニ黒」12年熟成以上のモルト、グレーン原酒が使用されています。キーモルトには「カーデュ」「タリスカー」「ラガヴーリン」等40種類以上の原酒をブレンドして作られています。

味わいはスモーキーフレーバーが特徴的で、甘さの中に煙たさがあるスコッチになっています。

2,000円ほどの価格帯の中ではかなりパフォーマンスの高いウィスキーだと思います。

ジョニーウォーカー ブラックラベル(黒ラベル) 40度 箱付 700ml 並行

ジョニーウォーカーグリーンラベル15年

グリーンラベルは他のラインナップと異なり、モルト原酒のみを使用したバッテッドモルトのボトルになっています。

キーモルトには「タリスカー」「カリラ」「リンクウッド」「クラガンモア」が使用されています。

青リンゴや、爽やかなオレンジ系の酸味やフルーティーさ。バニラの甘さや微かなピート感が複雑に重なり合い、ミドルボディーだが侮れない仕上がりになっています。

価格は4,000円前後ですが、是非ストレートで味わって頂きたい一本ですね。

ジョニーウォーカーブルーラベル

ジョニーウォーカーシリーズの定番品では最高レンジのボトルです。

13,000円前後で購入できます。中々ですね・・・

原酒には40年以上熟成されたものも使用されているらしく、年数表記はありませんが上質なウィスキーが贅沢にブレンドされているのは間違いないです。

また全てのボトルにナンバリングされている贅沢使用。特別感がたまりません。

熟成香も中々ですが、他のシリーズよりもより熟れたリンゴや桃、オレンジ。酸味とスパイシーなレモンやライム、若干のシナモン。

ジョニーウォーカーらしいスモーキーさと長く続く余韻がたまりません。

私もフルボトルを所持したことはないのですが、飲んだときは他のシリーズとの違いに驚きました。

贈答品にも最高な一本だと思います。

今でこそジョニ赤なら1,000円前後、ジョニ黒は2,000円前後ですが昔は高価でジョニ黒等は高級スコッチとして10,000円程で販売されていました。

そう考えると今は良い時代になったものです。

ジャパニーズは高騰しっぱなしですが・・・

ジョニ赤自体はキーモルトは「タリスカー」となっており、40種以上の原酒を使用してブレンドされています。

ノンエイジ使用のため原酒自体は比較的若いものが使用されていると思いますが、それでも1,000円前後で飲めるスコッチの中では美味しい方だと私は思っています。

ジョニーウォーカーレッドラベルの前評判

今回も前評判を調べてみます!

ちなみに公式のテイスティングコメントは以下の通りです。

スコットランド東海岸のライトなウイスキーと、西海岸のピーティなウイスキーのブレンドが深い味わいを生み出しています。舌の上ではじける香り豊かなスパイス(シナモンとペッパー)が強い印象を残しつつ、爽やかな味わいが口の中に広がります。そして、フレッシュなリンゴや洋ナシのようなフルーティな甘みとバニラのメロウなコクに続き、ジョニーウォーカーの特長であるスモーキーな余韻が感じられます。

ジョニーウォーカー公式HP

要約するとフルーティーでスモーキーでスパイシー。そんなテイストのようですね。

また他の意見もまとめてみました。販売量が多いだけ合って様々な意見がありました。

プラス評価

昔はジョニ赤、ジョニ黒といえば高級スコッチで手が届かなかった。それが今は1,000〜2,000円で買えるようになった。素晴らしい。

安価なのにハイクオリティで味わいも複雑。よく出来たボトル。

ハイボールや水割りでの相性がとても良い、スイスイ飲めてしまう。

スパイシーな味わいがジャパニーズと違ったテイストで美味しい。

同等価格帯だとこれ以上はない。それくらいの美味しさ。

ティーチャーズもスモーキーですが、こちらはその少し上をいくような煙たさがある。

マイナス評価

アルコール感がキツく飲みづらい、ジョニ黒は美味しく感じた。

ストレートで飲むにはちょっと抵抗があるけど、ハイボールなら飲める。

昔はもっとスモーキーで味も複雑だったように思う。少し味が落ちた?

味に深みがなく、スモーキーさもいまいち。ビニールのようなゴムっぽい臭さもある。

ブラックラベルとは決定的な差がある。ある程度の飲みごたえが欲しかったらレッドラベルは避けた方が無難。

レッドラベルのコメントの中に、「ブラックラベルは美味しいからそちらを飲むべき」という意見が多く驚きました。

ジョニ黒の評価の高さが浮き彫りになりましたね。

しかしながら独特のスモーキーさと飲みやすさからコストパフォーマンスの高さを評価する意見も圧倒的に多かったです。

強いて挙げればストレートでは飲みにくいといった低価格帯の致し方ない評価くらいしか目立つものもなかったので、流石ジョニ赤と言ったところでしょうか。

ジョニーウォーカーレッドラベルのテイスティングレビュー

では早速テイスティングレビューです!

ストレート

ストレートでは最初にブレンデッド特有の麦の香りやエステリー香。アルコールのアタックが少し遠くからでも分かりますね。

ジョニーウォーカーレッドラベルの香りは?

香りはまずエステリーな若干のケミカル臭とスモーキーな香り。麦の香りがその後来てアルコール感が鼻をつく。

この価格帯ではアルコール臭は避けて通れないと思いますが、正直弱い方だと思います。最後にバニラやフルーティーな青リンゴも感じられます。

全員がそうでは無いと思いますが、低価格帯のウィスキーに質の高い香り立ちをを求める人は少ないと思っています。より味や飲みやすさが求められる価格帯、それが1,000円前後のウィスキーに大衆が求めている部分だと考えています。

ただその中でも過度にアルコールが鼻につくこともなく、かといって特徴の無い香りでもなく、嫌に感じる人工的な風合いもない。バランスは良く取れていると思います。

ジョニーウォーカーレッドラベルの味は?

まず口当たりは少し粘度があってトロッとした印象ですね。

しかし、アルコールアタックはある程度感じますね・・・ピリピリはあります。ただ同等価格帯の中では比較的少ない方かとも思います。

公式のテイスティングコメントにもありましたが、ナシやリンゴの風味は感じます。さっぱりとした爽やかな印象とピートのスモーキーな風味がその後来ますね。

バニラ感や樽感ウッディな風味は少しずつ感じる程度で、フィニッシュにかけてスパイシーさがあります。ペッパー的な香りはありますがシナモンはどうでしょう?その辺りは個人の差もあるでしょうが、全体的にはフルーティーかつスモーキーなバランスに仕上がっている印象でした。

ロック

後ろにもうちょっと良いやつが写っていますが、ジョニ赤ロックです。

ロックはやはり香りが全体的に閉じますかね、ケミカルっぽい香りとフルーティーな香りは弱まりますね。

麦の甘い香りとスモーキーな香りは比較的にそのままな印象ですね。

この価格帯だとストレートで飲むよりは加水の方が雑味を感じずに飲めるのでおすすめなのですが、「ロックでも意外といける!」と思わせる味わいは流石ジョニ赤。

口に含むとアルコールの嫌なアタックは弱くなり、ほんのり甘くてスモーキー。余韻も短めだが中々美味しい。若いリンゴのようなナシのような味わいはスコッチらしくていいですね。1,000円なら十分楽しめるかと思います。

トワイスアップ

トワイスアップですね。

色味は薄い琥珀色!

香りはアルコール感は弱くなりまして非常に飲みやすくなります。オレンジのような柑橘系の風味と青リンゴ的な香りも漂ってきます。

以外なのがピートの香りが結構しっかりと感じられることですね。

ストレートでももちろん感じましたが、最初に感じたのはフルーティーさと甘さでしたので、その印象よりも「ピートがわかりやすいな」といった風に感じました。甘さは少し控えめになっていますね。

またシェリー感のあるタンニン的な要素も出てきました。その中にゴム的な若干のケミカルな雑味もあります。

口に入れてもピリピリはありますが、弱めで気にはならない程度だと思います。

余韻はやはり短めでスモーキーさの後に最後若干のペッパー感。

ウッディーさは薄く、バニラはあまり強くはない印象でした。

ハイボール

最後はやはりハイボールですね。

香りはピートと少しのアルコールが香ってきて、麦とリンゴやオレンジのような甘さが次に来ます。

肝心の味ですが、非常に飲みやすく嫌な雑味が本当に少ないと思います。フルーティな香りが抜けてフィニッシュにスモーキーさが残ります。

口当たりはストレートだとなめらかな口当たりから一転スッキリと飲みやすくなり、「結構甘いな」と感じるような印象でした。

余談ですが、一緒に食べ合わせるものによっても飲んでいるウィスキーの風味は変わってきますよね?

個人的にですが苦味のあるダークなチョコレートを食べながら飲んでみてください。一層甘さが際立ち違った楽しみ方を味わえます。

これもウィスキーの面白いところですよね。

ジョニーウォーカーレッドラベルが合った人におすすめのウィスキー3選

ジョニーウォーカーブラックラベル12年

通称「ジョニ黒」12年以上熟成されたモルト、グレーン原酒を使用しています。

キーモルトは「カーデュ」「タリスカー」「ラガヴーリン」などの40種以上の原酒がブレンドされています。

このボトルは2,000円前後の価格帯のブレンデッドスコッチでは個人的に最高のパフォーマンスを誇っていると思います。

ピート感やスモーキーさが苦手な方にはあまり向かないかもしれませんが、アルコール感の弱さとカーデュのさわやかな青リンゴや糖蜜のような甘さ、タリスカーのスパイシーさ、そしてラガヴーリンのスモーキーなテイスト。

上手く合わさっていてシングルモルトでは味わえない美味しが備わっています。

ウィスキーの面白いところは基本値段が上がれば美味しいのですが、5,000円以内くらいのラインナップでは値段だけでは推し量れないものがあります。

ストレートからハイボールまで、時にはシングルモルトと飲み比べてみて、ブレンデッドの良さを感じてください。

ジョニーウォーカー ブラックラベル(黒ラベル) 40度 箱付 700ml 並行

ジョニーウォーカーダブルブラック

ダブルブラックは年数表記のないノンエイジのボトルになります。若い原酒も使用しているとは思いますが、一応ブラックラベルよりも少し値段も高く上位の位置付けになっていると思われます。

使用しているキーモルトは12年と同じです。

スモーキーさはブラックラベルの上をいくほどの風味で少しクセのある味ですが、ジョニーウォーカーらしい甘さはしっかりと感じられます。

ブラックラベルと比べると好みは分かれると思いますが、レッドラベルを飲んだのならこちらも味わって頂きたいですね。

デュワーズホワイトラベル

こちらは同等価格帯を想定したおすすめですね。

この価格帯でスモーキーなものになると、「ブラックニッカ ディープブレンド」や「ティーチャーズ ハイランドクリーム」なんかもおすすめなのですが、今回はデュワーズです。

デュワーズにはキーモルトとして、「アバフェルディ」「クライゲラキ」「オルトモア」「ロイヤルブラックラ」「ザ・デヴェロン」が使用されています。

そんなにスモーキーさが際立つ銘柄はないですが、それでもデュワーズでは一定のスモーキーさが感じられます。甘さとのバランスはよく調和していて、レッドラベルとは全く異なる風味を楽しめます。

「ハイボールの起源」には諸説ありますが、一説ではデュワーズのブランド創設者の1人「トミー・デュワー」はウィスキーを飲むためにサロンへ行った際に、「もっと背の高いグラスにしてもらえないか?そうすればもっと楽しめる。」とリクエストしたそうです。 

そこから、高いグラス(ハイ)とhave a ball(大いに楽しむ)この2つの言葉から取ってハイボールと名付けられたと言われています。

味わいはライトでスモーキー、フルーティーさはこちらの方が上手でしょうか。ただ穀物っぽい甘さはレッドラベルの方があるので、ぜひ飲み比べてみて下さい。

まとめ:ジョニーウォーカーレッドラベルの魅力

いかがでしたでしょうか?

ジョニーウォーカーレッドラベルの魅力は伝わりましたでしょうか?

1,000円台の安ウィスキーは調べればたくさん出てきます。ジャパニーズ、バーボン、スコッチ、色々ある中でも私アミノが必ず常備しているウィスキーの一つが今回のジョニ赤です。

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ちなみに個人的に常飲しているのは

  • ジョニ赤
  • ブラックニッカディープブレンド
  • デュワーズホワイトラベル
  • バランタイン12年
  • ボウモア12年(シングルモルト・・・)

この辺りは必ず2本以上ストックしている一軍の中でも大のお気に入りのウィスキーでです!

はい、皆さんにもね常飲しているウィスキーあると思いますが私は上記のやつは相当なスパンで飲んでいます。

一部の沼にハマって抜け出せない猛者の方々は例外でしょうが・・・

今回のジョニーウォーカーは世界で最も売れているウィスキー、その中でも最も安価でスタンダードなボトルです。

ハイボールやロックがおすすめですが是非自分好みのアレンジも見つけてみて下さい。

ではまた。