この記事では前回に引き続き、免許再取得までの道のりを書いていこうと思います。
試験当日〜学科試験

試験当日、朝早くから電車やバスを乗り継いで免許センターへ向かいます。
この時すでに、失効に気付いてから2ヶ月弱経過していました。
「今日落ちたら最悪1ヶ月先まで実技の予約取れないしなぁ、キツ・・・」
と言った心境の中、近年稀に見る緊張感を抱えながら収入印紙を購入し、記入用紙に貼り付けて、いざ学科試験です!
無事 学科試験通過!
まぁ学科はほとんどの人がビビらずに済むと思います。
さぁこの後が最大の難所 実技です。
お昼休憩〜実技試験

喜びもつかの間、今度は実技・・・緊張で茫然自失のアミノです。
さて、学科合格後は実技の試験を受ける際の説明を受けてその後昼食です。
実技試験の前に、また収入印紙を購入しておくという作業が必要でした。(車の使用料?的なものだったと思います)この時は誰もが緊張でマトモな状態ではないでしょうから忘れないように気をつけましょう。
お昼は何食べたかも覚えてないですw
緊張と、練習を思い出すのに必死でそれどころではありませんでした。
定刻の前に実技の試験を受ける部屋に移動しておきます。
私が受けた時は全員で12人(私含めて)でした。
そしてある違和感を覚えます。
「日本人・・・おらんくない?あれ?なんか部屋間違えたか!?」
焦って教習所の人に聞きましたが間違いなかったです。
実はそれまでにも「ん?」って思っていたのですが、一発試験は外国の方がやけに多かったです。
これ私の住んでいる地域特有なのかもしれないですけどね。
そして名前を呼ばれて、4つの班に分かれました。
私と外国の方(男女1人づつどちらも東南系の方?)でした。
この時に実技試験の中で必ず行う「方向転換」「縦列駐車」の班分けも行われました。
私は縦列駐車でした。
一般的には縦列駐車嫌われがちみたいですが、あれはコツさえ覚えれば単純作業になるので、私は特に気にしませんでした。
運転の順番は私は3番目でした。(これは私の中ではラッキーでした)
先に他の人の運転を見て、「これはいけない」「これはオッケー」って振り返れるので。
さぁ、いよいよ試験です。
実技試験の詳細

書いてて思い出してお腹痛くなってきました。
それ程の緊張でしたね。
最初は男性の方、隣には警察官。この警察官がすっごい怖かったです。威圧的なのではなく、厳正な試験をしているんだぞ!って雰囲気を終始出していました。
座席を直して、バックミラー直して、ミラー、目視、合図の順で出発してました。いい感じです。
しかし!教習所を出た直後でしたが、前の車との車間が異様に近くて、警察官が手元のボードに「シャシャシャシャ」と何かを書いてました。
まぁ減点だろうなと思いつつ、その後発進して再度赤信号で止まる際に、また車間が異様に近い。
警察官「はい、ここまでで結構です。停車措置をしてください。」
男の人はあっけなく試験が終わってしまいました。5分も無かったはずです。
ションボリな男の人を気にしつつ、次の女性の方の運転も見ておこうと、余念のない私アミノ。必死です。
女性の人は順調に試験を進めていきました。はっきり言って運転上手だと思いました。
警察官「では、停車できそうなところを見つけて停車措置をしてください。」
これ路上の実技の難所です。必ずどこかで停車を求められます。
意地悪なこともせず、比較的停車させやすい直線道路。しっかりと停車措置をして女性の方の番は終わりました。
さぁ、来ました、私です。
発進までの準備は完璧(なはず)
運転も順調で、一時停止の看板の所でも3秒程の停止して、「アンゼンダヨー」アピも忘れません。
ただ途中で、道路の速度が何キロの所なのか分からなくなるアクシデントが発生し、勘で40キロをキープしていました。「チャントワカッテルヨー」アピです。
右左折の振り返りもしつつ、停車措置も問題なくできたと思います。停車後、
警察官「では教習所まで戻ってください。」
指示を聞きつつ教習所へ戻り、入り口付近で一度停車。
警察官「では、アミノさんにはこれより縦列駐車を行ってもらいます。」
キターーーーーー(゜∀゜)ーーーーーー!!
やりました!縦列の指示が来たと言うことは、路上はクリアです。
ただ女性の方は落ちていました。なにがいけなかったのか私にはわかりませんでした。
ションボリな女性の方を気にしつつ、これ「勝確やろ!」と意気揚々の私アミノ、必死過ぎです。
指示通り運転をして、縦列の場所まで来ました。
縦列駐車の準備ができたら、これから行うことを伝えギアをバックに入れます。
教習所でも習った人が多いと思いますが、左のサイドミラーを見ながら教えてもらった通りにハンドルを切っていきます。
しかし、一回目の切り返しで失敗してしまいここで頭真っ白になりました。
しかも失敗の仕方もひどくて、一度元の場所まで戻ってやり直すという最悪の展開。
二回目の切り返しの時は完全に、今まで教えてもらった方法ではなく勘と経験のみのぶっつけ本番駐車でした・・・
でしたが、これでなんとかラインの内側に車を入れることができました。
隣の警察官も思わず、「おぉ・・・」とか言っていましたw
警察官「はい、ではこれで試験は終了です。戻りましょう」
切り返し2回目のため、この段階で合否は不明です(一回なら受かっていると確信持てたのですが)
戻った後、一人ずつ車に呼ばれます。最初は車間イケイケ兄さんです。
そのときに、もう一人の外国の女性の方から話しかけられました。
おめでとうございまス
多分受かってるヨ
ありがとうございます。
お姉さんは何回か試験受けてるんですか?
ワタシ4回目、でも難しイ
次は受かりたいナー
いやー、4回はエグイ。だって予約のこと考えたら次が期間的に最後らしんですよ。外国の人にとっては結構な無理ゲーだと思います。
で、ですね。
実は、これまでの間に疑問だったことがあるんですが、何かというと
そもそも、一発試験は難しいの?
私の県では合格率は
仮免で10パーセント、本免許で25パーセント
という記事をよく見かけました。
中には教習所に行かないで免許を取る人もいるでしょうが、にしても「難しいんだなー」と思っていました。
ただ今回受験して思ったのは、外国の人の割合が多すぎる点でした。
仮免許の一発試験は難しいみたいですが、少なくとも仮免許からやり直せる人は
絶対一発がいいですよ。
だって、教習所行く時間なんて私みたいな普通のリーマンはつくれないもん。
合宿免許!その手があったか!
って思って休みが取れるスーパーリーマンは、それでもええんちゃう?
でもね、無理でしょ、体力的、金銭的、精神的、時間的、に無理。
的っていうか、敵ばっかじゃねぇかよwwwwww(怒)
私はそう思いました。
結果発表

結果発表~~~~~~~~~~~
そして、私が車に呼ばれました。
お疲れ様でした。
何で失効しちゃったの?
うっかりしていました。
スミマセン・・・・・・
なんかいいことあった?
失効して
え・・・
ないですね。
ないよね?
次からはこの大変さを忘れないように、そして免許というものの大切さを忘れないように。
はい、合格ね。
ここでの会話は一生忘れないと思います。
改めて、運転免許を持つ意味とその所持する上での「きまり」を守ることの大切さを痛感しました。
その後は合格の人達だけ少し待合室で待機して、写真を撮って、免許を交付して頂きました。
ゴールドに光っていた帯は今では若々しいグリーンです。
それでも再度免許を交付してもらえたときは、嬉しさよりも
「また運転できるんだ・・・良かった・・・本当に・・・」
と、安堵の思いでいっぱいでした。
まとめ:一発試験で大切なこと

この経験で私が思うのはそもそも、こんなことにならないようにどうすべきかです。
まず、失効を防ぐ工夫をする
大切なのは以下の点です。
- 誕生日付近になったら更新年かの確認をする。
- 眼鏡等使用の人は日頃から視力が、更新に足りるかを確認しておく
- 引っ越しの際は住所変更はもちろんだが、ハガキが必ず来るとは限らないことを念頭に置いておく。
- 家族と互いの更新年などを把握しておく。
当然ですが、失効している期間は運転をすることはできません。
私の失態は失効期間中はもちろん運転はしていなかったのですが
運転しない住環境に身を置くことになったことでした。
皆さんもくれぐれも気をつけてくださいね。
学科は単に勉強すればOK
私は一度落ちましたが、落ちなければ一ヶ月でおそらく再取得できていました。
不安な方はテキストを購入しましょう。
そして、きちっと勉強をして臨みましょう。
路上練習は必ずしましょう
免許を取得してから3年以上の人であれば、誰を同乗者にしてもいいんです。
右左折の際の巻き込みの確認や、普段しない座席やバックミラーの確認など、試験の際にうっかりミスをしないように普段疎かになっている部分をハッキリさせておきましょう。
私の場合はハンドルを逆手に取ってしまう悪い癖がありました。練習で初めて明らかになる減点ポイントも無くしていくことが肝要です。
ドライビングスクール等、専門の人からアドバイスを受けましょう。
私の場合この対策が無ければ一からやり直し、なんて最悪の事態に陥っていたかもしれません。
一発試験専門のドライビングスクールは意外とあります。
料金は勉強料だと思って割り切って、ノウハウを教えてもらうのが吉だと思います。
ドライビングスクールで教わったコツを忘れないように、復習がてら路上練習するのもオススメです!
失効しても、一発試験で免許は取り戻せます
以上が私が経験した運転免許再取得までの全てです。
本っ当にしんどい経験でした。
この記事がこれから再取得に臨む人の助けとなればと思います。
では。